治療 食事療法

●心筋梗塞や脳卒中にならない食事のしかた
  1. 1日三食、同じ量を規則正しく食べましょう
  2. 腹八分目
  3. 「早食い、ながら食い、まとめ食い」禁止
  4. 食物繊維を先にたくさん食べましょう
  5. よく噛み、ゆっくり食べましょう
  6. まわりに食べ物をおかないこと
  7. 好きなものでも一人前まで
  8. 寝る前の2時間は重いものを食べてはいけません
  9. 食器を小振りにしましょう
  10. 外食のときはドンブリものより定食を
※「高脂血症改善のための食行動10箇条」高脂血症治療ガイド2004

●おなかいっぱい食べられるシンプルダイエット
糖尿病や運動量、体重、年齢などの条件によって個人の必要な栄養量はさまざまですが、簡単で長続きする方法が一番です。まず、食事のはじめに季節の生野菜を、ドレッシングなしで食べたいだけ食べましょう。「1日の適正エネルギー摂取量は1,400kcal」と指導されていても、あなたは魚60-80g、肉60-80g、豆腐1/2丁、牛乳コップ1杯、ご飯2/3杯を三食分、果物は握りこぶし2個分(ミカンなら1日2個)すべてを、1日分として食べられます。
生野菜なら両手に山盛りいっぱい、加熱した野菜なら片手にいっぱいが1日分の目安です。海藻、キノコ類もコレステロール値を下げるので、たくさん食べても大丈夫。ただし、絶対に守っていただきたいのは、甘いものや脂っこいものを避けること。ショートケーキ1個で約300kcalもあります。
※イワシ、サバ、サンマなどの青魚、オリーブ油や菜種油、豆類、海藻類などは、中性脂肪やコレステロールの値を下げてくれます。ただし、青魚は高カロリーなので、真イワシなら中一匹、ブリなら一切れ、本マグロの刺身なら三切れが一食の目安です。
●基本は高タンパク低カロリー
「この食品だけ食べていれば大丈夫」という特効薬のような食品はありません。基本は高タンパク低カロリーの食事をバランスよく、やや少なめに食べること。食べすぎや糖質・脂肪・コレステロール(高血圧の人塩分も)に注意して、摂取カロリーを抑えましょう。おふくろの味や郷土食を増やし、フッ素加工のフライパンで油脂を減らしたり、スパイスを活用して塩分を減らしたりすれば、楽しみながら調節できます。ご家族に協力してもらいながら、無理なく続けましょう。
食事療法の第一段階
この食事療法を3カ月間続けても悪玉コレステロールや中性脂肪が減らないときは、病気のタイプ別にきめ細かく指導する「第二段階」に進みます。わからないことは管理栄養士に相談してください。

(1)まず、「自分にとって本当に必要な1日のカロリー」を調べてみましょう。
標準体重(kg)--------------身長(m)×身長(m)×22
身長160cmの人の標準体重は56.3kgになります。
・(1.6×1.6×22)=56.3kg
適正エネルギー(kcal)------1kgあたり25~30kcal
身長160cmの人の適正エネルギー摂取量は1,408kcal~1,689kcalになります。
・56.3kg × 25kcal ~ 56.3kg × 30 kcal =1,408kcal~1,689kcal
※患者さんのうち、肥満の人・高齢の人・女性・運動量の少ない人はもっと少なく設定します。

(2)次に「何をどのくらい食べるか」です。
たとえば身長160cmの人の場合、適正エネルギー摂取量が1,408kcal~1,689kcalですから、
  • 炭水化物はその50~60% 700kcal~1000kcal----ご飯、めん類、いも、食パンなど
  • たんぱく質はその15~30% 211kcal~338kcal----大豆、魚介、肉、チーズ、牛乳など
  • 脂肪はその20~25% 281kcal~423kcal----植物油、バター、魚介や肉の脂など
  • コレステロール 300mg以下------鶏卵、レバー、生たらこ、イワシ丸干しなど
  • 植物繊維 25g以上-------玄米、かぼちゃ、ごぼう、しいたけなど
  • アルコール 25g以下--------ビール1本、酒1合、ワイン2杯程度
※科学技術資源調査会<五訂日本食品標準成分表>

(3)献立例(準備中)を見ながら、あなたの献立を作ってみましょう。

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